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2011/04/10

歯形計算ソフトの新しい機能紹介(1)

新規に追加した機能を追加した表画面。ワイヤーカット切削歯形モードとホブ(ラック)創成歯形モードの選択肢を加えました。従来の歯形計算モードを頂げき一定方式と歯たけ一定方式に名称を変更しました。
従来の歯形曲線はワイヤーカット加工に適した(歯の特徴を最大限活かせる)でしたが、歯厚減少量をホブ(ラック)で工具を食い込ませて加工した場合の歯形も表示可能にしました。画像のピンク色の曲線が工具を食い込ませて加工した曲線を示します。白い点列は減少量ゼロと一定の量をバックラッシを確保するために歯厚を減少させた歯形をしめしています。この表示からお分かりかと思いますが、工具を食い込ませて加工すると歯底円径が想像以上に少なくなります。(画像は本ソフトの出力データをCADに読み込ませたものです。)
画像は歯たけ一定方式での歯形計算出力。頂げきに大きな無駄があることが理解できるかと。
この画像は頂げき一定方式での歯形計算出力。歯先円径を中心距離増加係数を利用して調整した結果です。上の2つの計算方式の選択は設計者の判断に左右されますが、本ソフトではこの比較を割合に容易に行うことが可能なことが理解出来ると思います。

これからしばらくは操作説明書の修正とそれにあわせたソフトの細かな修正作業を行うことになります。

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