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2009/01/19

遊星歯車機構の動力ロス対策例


画像は下記URLより引用しました。
http://www.hitachi-nico.jp/technical/about_technical/epicyclic/index.html
遊星歯車機構の設計上の問題点というと、優先されるのが、効率の向上です。高い加工精度が求められるために、いろいろな工夫がなされていますが、その一例です。多分、特許または実用新案でガードされているかとは思いますが、対策例の一つとして眺めてみることもよいかと思います。

1 件のコメント:

たかひろ@神戸の技術士 さんのコメント...

本技術は元々ビッカース社というヨーロッパの国(失念しました)の歯車メーカの技術です。
遊星歯車は荷重等配を確保するため、部品の製造誤差や組立誤差を吸収する機構や構造を組み込むことで、歯車の負荷容量を高めることができます。
このフレキシブルピン構造もその一つで動力ロス低減とは少しイメージが違います。もちろん荷重配分が改善されてロスも減るとは思いますが。
遊星歯車をコンパクトに設計するポイントは、如何に荷重等配を実現するかということになります。逆に歯車自体の安全率を高く取って、想定精度から予測した荷重不等配分の過負荷に耐えるという設計もあります。
用途や目的によって色々な選択肢があるので奥が深いです。